<冷却部品>ファンとブロワの違いについて

 本日はファンについて書きたいと思います。

 

 冷却部品の時に「ファン」や「ブロワ」といった言葉が出てきますが、本日は両者の違いについて考えてみたいと思います。弊社では20mm254mmのファン・ブロア両方提供可能です。

 

 

 まずは簡単にファンとブロアの違いをまとめてみました。

 ファンとブロアの一番の違いは圧力比で、ブロワはファンに比べて圧力比が強いです。細かいことをいうと、ファン、ブロワ、コンプレッサーには各々を規定する圧力比の基準がありますが定義の話をすることが目的ではないので今回は割愛します。

 

 ファンはどこに利点があるかというと風量が稼げる点です。ファンの仕様書にあるQH特性を見ると分かりますが、風量と風圧はトレードオフの関係になっています。風量に重きを置いて、風圧が弱いのがファン、風圧に強く風量が弱めなのがブロワという感じです。但し、ファンもブロワも様々な機構の物がございます。風圧が強めのファンや風量を稼げるブロワも存在しますので、最終的には要求仕様から丁寧に選定をすることになります。

 

 尚、ファンとブロワの使い道ですが、ファンはその風量を活かし、比較的圧力差がない環境で、特に空流の出口側において全体の空気の流れを作ります。ブロワは空気の流れの入り口側に置いて、得に冷却したい部分に集中的に風邪を当てます。

 

 弊社の提供するファンは騒音性・耐水性に特に優れており、サイズは勿論のこと、同サイズでも複数のラインナップをそろえております。

 

 ファンをお探しの際は是非ご連絡頂けますと幸いです。

 本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。