一昔前に、「SEO」のテクニックの一つとして、サイトの専門性を高めて検索順位を上げるために
「用語集」や「FAQ」を利用する手段がよく使われておりました。いまではクローラーも格段に性能があがり、
上記のようなコンテンツが直ちにSEOに効く時代ではなくなりました。本題からは反れますが、
よほど特殊な事情がない限りは単純なテクニック論でのSEOに効果はない時代になったと改めて感じます。
さて、当社のHPですが、見事に当時の流行を追いかけ、150語程度の用語集を保持しておりました。
<当社の用語集>
今年になってHPのリニューアルを検討していた際、「意味もないし消してしまおうか」とも思ったのですが、
折角なら変わったコンテンツにしてしまおうとのことで、このコンテンツを「プリント基板から見たプリント基板
のための用語集」という名称に変更し、少しずつ修正を重ねてきました。
手前味噌ですが、当社にはアートワーク設計やプリント基板とともに人生を歩んだ歴戦の猛者が何名もおります。
基板の酸いも甘いも知り尽くしたメンバーです。そこで、その知見を社内外に展開し、ノウハウの継承を含めた知識の
連鎖の場としてこの用語集を活用することにしました。道半ばではありますが、単純に言葉の意味を書くだけではなく、
技術的な過去の歴史や弊社での対応事例・失敗事例等を盛り込んで、単なる読み物や暇つぶしでも使える超特価型用語集を
目指しています。
まだまだ足りない部分ばかりですが、用語集も言葉数だけは800語を超え、スタートラインに立つことができたので
このたび一度ブログで宣伝することにしました。
以下のURLなのでお時間のある時にご覧いただけると励みになります。
【URL】
http://www.ally-japan.co.jp/glossary.html
HPリニューアルの際にはもっときれいなページにするつもりです。その他、単語ごとにページを分けて見やすくしたり、
ページ間でリンクを貼って相互閲覧ができるようにしたり、、、とやりたいことは沢山ありますが、なんせ自前で仲間内で
コツコツやっているものなので、焦らず一つずつ進めていこうと思います。
上記のような趣旨で作っていますから、内容によっては「??」という部分もあるかもしれません。もし気になるようであれば
遠慮なく当社担当者にご連絡下さい。頂いたご意見は喜んでコンテンツ作成に活用させて頂きます。
さて、大したことのないおまけの話です。これは用語集のリニューアルを始めてから気づいたことなんですが、当社のように
五十音別に用語集を持っていると、全体を丁寧に満遍なくメンテナンスすることが難しくなります。ですから、メンテナンスの
優先度を定めるため、以下のような判断ロジックを利用して優先的にメンテナンスするページを決めております。
<優先作業ページ判断シート>
これで結構楽になりました。当社の用語集はExcelで編集するとそれがそのままhtmlに変換されるようになっているので、
その元データからこんな遊びを始めました。語数、情報量、語数当たりの情報量を総合的に見て薄いところを見つけるという
だけのシンプルなものですが、テーマがない時には自動化するとやっぱり楽ですね。用語集のメンテナンスをされている方は
一度お試しください。
いずれにしても、当社の用語集「プリンの基板から見たプリント基板のための用語集」は今後もより充実したコンテンツを
目指して参りますので、たまーに覗いていただけると光栄です。