設計作業を開始するに当たり、ネットデータは非常に
重要なデータとなります。
私が設計を始めた頃は今のように当たりまえにネット
データを頂ける事などなく、回路図は紙でしか頂けま
せんでした。
よって、設計は回路図からネットデータを作成する事
から始めなくてはなりません。
ネットの作成も回路図1枚くらいなら良いのですが
10枚、20枚ともなると気が遠くなるような作業で
2日くらいかけて作成をしていました。
ユーザーによっては回路番号やピン番が記載されて
おらず、全ての回路へ記入する事もあり難儀しながら
割り振りおよび記入をした記憶があります。
まだ、当時は回路CADでの入力ではなく手書きでの
回路作成を多かった時代です。
それを今や、図面はデータで頂けますし、図面での
部品検索も容易ですし、ユーザーにピン番の入れ替え
など回路変更を気安くお願いも出来る時代です。
次回はネットのフォーマットについてのお話です。
ではでは、失礼いたします。